Alias – Side of the Looking Glass (Anticon / ABR0022 / 2LP)
「ビートが剥落した後に残る、ポスト・ヒップホップの無垢な風景。」
Anticonを代表する異才プロデューサー/ラッパー Alias(Brendon Whitney) が2002年に放った、“言葉を脱ぎ捨てたビート詩”。自身の内省と断絶を音に昇華した本作『Side of the Looking Glass』は、ラップをあえて引っ込め、音響と構造に宿るエモーションを前面化した、アンチ・ボキャブラリー的フルレングス。型番ABR0022。
かつてのソリッドなラップ・スタイルはここでは影を潜め、代わりに現れるのは、透明なドローン、ノイジーなサンプル・デブリ、揺らぎ続けるブレイクビート。DJ Shadowの『Endtroducing…』やcLOUDDEAD、Boards of Canadaといったレフトフィールドの記憶と共鳴しながらも、Alias独自の**「悲しみのマテリアル化」**が一貫して流れる。